ERI Y_OGA

より自分らしく、より生きやすく

【レビュー】そのままの自分が好きになる「魔法のわたし発見術」/あいのひろ

”THE タイトル通り”の本。「心理学なんてなーんにも知らない!」「エゴグラムって何!?」って方にも、あの有名なアニメ「サザエさん」のキャラクターを用いて解説してくれるので、わかりやすい!心の仕組みを「見える化」してくれるので、自分のクセ、理解できない他人の思考・行動の理由がよく分かるようになります。そして、そんな時、自分がどのように行動したら良いのかという事まで解説してくれる本!また、子育て中のママにもぜひ読んでもらいたい一冊。「普段本なんて読まない」という方にも、横書きで図が多め×文章少なめなのでオススメですよ~

【目次】

著者「あいのひろ」さんってどんな人?

この本の著者、あいのひろさんはチャイルドセラピストとしてご活躍されています。きっかけは、”ご自身のお子さんが心理的な頻尿になったこと”だそう。それを機に心理学を勉強し、今では「あいのひろ学園」という心理学の学校や作家、セラピストとマルチに活躍されている方です。
私はこの本で初めて知りましたが、女性としての生き方・働き方ともに、とても尊敬出来る方だな~と思いました!!
気になる方は、こちらをチェックしてみてくださいね。
profile.ameba.jp

サザエさん一家で説明できる自分の取扱説明書「エゴグラム」とは

皆さんは、自分のこと知っていますか!?うーん(゜-゜)私も「自分の性格は○○です。」と一言で言え、と言われたら困っちゃいます。著者のあいのひろさんも、本書の中で下のように語っています。

案外知らなくてホラー。実は、自分がいちばん自分を知らないという更なるホラー。

表現が面白い(笑)心理学というと堅苦しいのをイメージしがちな方にも、こんな感じで進んでいくので、とても読みやすい本です。

本題に戻りますと、この本は心理療法の一種「交流分析」をかなり”わかりやすく””かみ砕いて”解説した本です。その最初の一歩が、自分のエゴグラムを作ること。本書では50問くらいの簡単な○✕問題に答えることで自分のエゴグラムを作ります。そうすることで見えてくるのが、自分の心にどんなキャラクターが、どのくらいの割合で存在しているのか?ということ。本書では、サザエさん一家の「波平さん」「フネさん」「マスオさん」「カツオくん」「タラちゃん」のどのキャラクターが強いのか?弱いのか?という風に解説されています。ちなみに私は、カツオが飛びぬけて低く(笑)、フネさん、マスオさんあたりが多かったですね。日本人には多いらしいです。

このエゴグラムから、自分の性格(メリット・デメリット)だったり、天職、ストレスがたまりやすいかどうか?なんてことが分かってきます。嬉しいのは、「はい、あなたはこういう性格ですよー。こういうところは良いけど、こういうところはデメリットですね。」と言われることだけでなくて、今のエゴグラムを元に、「自分を変える方法」が記載されていることです!カツオが飛びぬけて低い私には、「カツオアップ法」なんてものが書いてあるんですよ!すぐ実践できそうなものばかりでオススメです。

子育てをしているママに読んでほしいワケ

私は、今子育てをしている訳ではありません。また、そういう本だとは知らずに、なんとなく表紙に惹かれたので読み始めました。でも、この本を読んで思ったことが、「子育てをしているママ」に読んでほしい!ということ。同時に、私も妊活中なので、子育て前に出会えて良かったと心の底から思いました。

理由1:乳幼児の子供と親のエゴグラムは共有関係にある!

エゴグラムは大きく3つのキャラクターに分けることが出来ます。

  • 親  →  波平さん、フネさん
  • 大人 → マスオさん
  • 子供 → カツオくん、タラちゃん

最初は、親と自分の子どもで3つの心を共有しているんですね。そこから、子供が大きくなるごとに自分のキャラクターを確立していきます。この本ではもちろん、ここでもサザエさんのキャラクターでその仕組みを教えてくれます。ここで、子供が自分のキャラクターを確立していくのにも関わらず「親が子供の為を思ってなんでもしてあげてしまう」ということになると、パラサイト状態になってしまうんですね。殺人事件を犯した息子のために、親が死体遺棄を手伝ったなんて事件がありましたね。これは、その最悪のパターンだと思います。こういうことにならないためにも、子供の心の発達ということは勉強しておく必要があると思いました。

理由2:子供へのイライラが減るかも。

何度も言いますが、私は子育てをしたことがありません。なので全て想像の話なのですが、反抗期の子供の親って相当ストレスフルだと思うんですよ。ええ、私も反抗期の時は親を困らせた張本人です。皆さん多かれ少なかれ経験をすることだと思います。
親を悩ませる反抗期の正体だってこの本を読めば納得。仕組みが分かるだけでもイライラは軽減するのではないかな~と思います。※あくまでも想像の話です!実際育てたことがないのでわかりませんが、希望的観測も含めてお伝えしています。

理由3:子供へどのように接したら良いのかわかる。

子どもの自己肯定感を傷つけることなく、行動を変えさせる声掛けの方法など、子供への接し方も具体的に記載されています。幼児期に必要な接し方、小学生高学年に必要な接し方、迷っている方がいらっしゃったら一読することで、ヒントがもらえるかも!

まとめ

『そのままの自分が好きになる「魔法のわたし発見術」』のレビューを紹介してきました。交流分析と呼ばれる心理療法サザエさん一家のキャラクターを使って”超わかりやすく”解説してくれる本書。「他人のあの行動・考えがわからない」という時、その答えが見つかるかもしれません!また、子供の心の成長をわかりやすく解説してくれるので、子育て中のママにもオススメできる一冊でした!

ヨガインストラクター ERI
harmony.yoga.eri@gmail.com

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